ご挨拶

第二十代住職 近松真定

第二十代住職 近松 真定

法縁として今生の縁を頂かれましたこと、心よりお慶び申し上げます。

顕証寺は本願寺第八代宗主・蓮如上人によって建立された、500年を超える歴史を持つ連枝寺院です。

一人でも多くの方にこの本堂で仏さまのみ教えに出遇ってほしい。一人でも多くの方に、なもあみだぶつのお念仏一つで救われていく親鸞聖人・蓮如上人のみ教えに出遇ってほしい。その願いの力が、300年を超える熱意に支えられた伝灯の寺院である顕証寺を今に伝えています。300年前から、いいえそれよりずっと以前から、「あなたこそ」が救いの目当てであり、「あなたこそ」浄土の真実に出遇ってほしいという願いがありました。

自分のいのちよりも大きなものに既に私自身が包まれていることを実感させていただき、生きている間に生と死を超えていく他力念仏のみ教えに、ご一緒に出遇わせていただきましょう。

合掌

第二十代住職 近松 真定


顕証寺の歩み

創建から本堂の再建まで

約500年前、本願寺第八代・蓮如上人により建てられました。最初の寺号は「西証寺」でしたが、三代目住職・蓮淳師の代に「顕証寺」と改められています。約300年前の再建の際に現在地へ移動し、町の道筋も一部変わったと伝えられています。

再建当時(1716年頃)は、本堂・対面所・太鼓楼・含月亭(茶室)など多くの建築物を有し、大きな庭園も広がっていました。

対面所と本堂

対面所(左)・本堂(右)

再建当時(1716年ごろ)は、本堂・対面所・太鼓楼・含月亭(茶室)などかなり多くの建築物を有し、大きな庭園がありました。

地域とともに歩んだ日々

70年ほど前にはこの対面所や東長屋などで幼稚園があって、今でも「私、ここの卒園生です!」と訪ねて来られる方がおられます。また、戦中・戦後には最大で30世帯を超える方々の疎開を受け入れていたんだそうです。

また、顕証寺は親鸞聖人の血脈と法脈を受け継ぎ、今の御前は、20代目住職となっています。昔から、顕証寺の住職は本願寺になにかあったらすぐにでも駆けつけて守ってこられました。実際に3人の方が顕証寺から本願寺に入られ、本願寺宗主・新門となられました。顕証寺は予備継職寺院としての役も兼務してきたのです。

お逮夜法要とお逮夜市

毎月11日と27日はお逮夜法要が勤まっています。27日は親鸞聖人のご命日の前日の法要、11日は蓮如上人、初代住職、3代目住職の法要として毎月勤まっています。

昭和初期ごろまではこのお逮夜法要にあたって顕証寺や寺内町には市ができるほど賑わっており、古着・食べ物・くすり・植木・苗木・農耕具・おもちゃなど、揃わないものはなかったんだそうです。特に、11月の親鸞聖人の祥月命日に勤まる法要「報恩講」(ほうおんこう)にはちょっとしたサーカスが来たり、漫才や河内音頭なんかもあったそうで毎年報恩講が近づくと当時を知る門徒さんが懐かしんでいろいろと教えて下さいます。

江戸初期、本願寺が東西に分かれ、八尾御坊大信寺が建立されてからは、両御坊を結ぶように市がひろがっていましたが、交通事情が変わり、大部分の露店が禁止され今では商店街に数店舗が店を出すほどに縮小してしまっています。法要は現在も毎月11日・27日の午後2時から勤まっております。是非ともご参拝下さい。


本堂・境内案内

顕証寺の境内には、本堂をはじめ、長屋門・庫裏・山門など、長い歴史を今に伝える建物が今も大切に守られています。広い境内を歩きながら、当時の面影を感じていただけます。

春の境内
春の境内
本堂内観
本堂内観

境内へは自由にお参りいただけます。

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